Minority Hour
こちらはFF7 クラウドとティファ のCPを中心とする二次創作小説を扱うサイトです。初めての方は「About this blog」をご覧下さい。コメントはwebclapからお願いします。
枯れない花 ~Side Cloud~
Cloud→Aeris描写あります。
でも根底はクラティ。
~Side Aeris~と対です。
「デート一回!」
変な女だな。
それが初印象だ。
枯れない花 ~Side Cloud~
怒ってるか?
だってそうだろ。
いきなりなんなんだ、あの報酬は。
「女!女の力なんて?」
つい吹き出してしまった。
そんな細くて折れそうな身体で言われたってな。
でも、清々しいと思った。
「あきらめない、あきらめない」
今ならわかるよ。
逆境で笑うのって、こんなに難しい。
「あなたに、会いたい」
だから会いに来た。
俺、もう自分を偽るのをやめたから。
「ぜんぶ終わったら、また、ね」
まさか...まさか最後になるなんて。
思いもしなかったんだ。
俺は馬鹿だな。
いつだって大切なものに気が付くのは、失ってからだ。
なぁ、エアリス。
セフィロスは倒したよ。メテオも消えた。
だからもう何も心配いらないよ。
それなのに、なんでエアリスは帰って来ないんだ?
不思議でならないよ。
なぁ。
知ってると思うけど、今俺の側にはティファが居てくれてる。
奇跡みたいな話だよな。
精一杯大切にしたいんだ。
でもこれだけは伝えたい。
俺はティファと生きていく。
でも、俺の中に、ちゃんとエアリスの居場所も残しておくから。
来たかったら、いつだってそこに来てくれていいんだ。
だから...
「寂しくなんかないよ」
静かに教会の扉を閉める。
さよならは、言わない。
******************
デンゼルを家に迎え、再び前向きになった頃でしょうか。
ティファを愛してても、エアリスを想ったっていいじゃあないか。
私の中では二つは両立します。
本当に短い期間だったけど、二人の雰囲気が「ちょっとイイ感じ」だったのは、紛れもない事実だと思うから。
PR