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Minority Hour

こちらはFF7 クラウドとティファ のCPを中心とする二次創作小説を扱うサイトです。初めての方は「About this blog」をご覧下さい。コメントはwebclapからお願いします。

   

If...


ストライフ家のおませなマリンと、現実派のデンゼル。
二人は将来どんな人と巡り会うんでしょうね。
AC後SSSです。

※拍手お礼ではないのですが、長さ的にSSSへ移動となりました。
(2011/7/28加筆)




もしも自分一人が、愛する人を残して先に死んでしまったら...

A; その人には新しい相手を見つけて幸せになってもらいたい
B; その人の幸せなんか願えない。一生自分を思ってくれ


If...


「う~ん、ちょっぴり悲しいけど、やっぱりAね」
「じゃあティファは、逆に自分だけが生き残ったら新しい恋人を見つけるの?」
「その場合はBになる気がする」
「え~、それってなんかおかしくない?」
本気で口を尖らせる仕草がなんとも可愛らしい。
「ん~。でも、好きな人が幸せなのって、やっぱり素敵な事よ」
「ティファは、「ソン」な気がする...」
「自分が良いんだからいいの~」




「模範回答はAなんだろうが、俺はBだな」
「へ~。クラウド、ヤキモチ焼きなんだぁ」
「そうかもな。
自分の好きな人が自分をおいて違う人とっていうのは...正直見たくない」
「...一生ダメ?」
「出来たらな。ティファには内緒だぞ。
あと、マリンが答える時は嘘でもAと言え」
「ふふふ...ヤキモチさんに見られちゃうもんねぇ。
でも、クラウドがそっちで、なんか嬉しい!」




「なんだ、ティファも聞かれたのか?」
閉店後のセブンスヘブン。
カウンターに座り、アルコールが入ったグラスを傾けながら言うクラウドは機嫌が良さそうだ。
自分では気付いてなさそうだけど、いくら強いと言えどもお酒が入るとクラウドは少しだけ口数が多くなる。

「学校の友達の間で流行ってるんだって」
「...マセすぎだろ。
デンゼルなんて口を開けばチャンバラごっこにモンスターだぞ」
「あら、女の子なんてそんなもんよ」
「ふぅん。
で、ティファは何て答えたんだ?」
「ヒミツです」
「...まぁ、想像つくけどな」
「私はむしろわからないわ。クラウドはどっち?」
「...ティファが喜ぶ方だ」




「なんだよ、さっきから溜め息ばっかりついて」
「だって、考えれば考える程よくわからないんだもん」
「はぁ。女ってよくそんなんで盛り上がれるよな~。
そもそもクラウドとティファなんて、あんなに頑丈で運も強そうだから長生きするよ。考えるだけ無駄だって」
「...今からそんなじゃ、将来クラウドみたいになっちゃうよ。デンゼルの彼女は苦労するね!」
「...」

******************

ティファを見てるだけに、否定出来ないデンゼル。
AC後設定のデンマリは少し早熟設定です。本当は六歳と九歳ですっけ?

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