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Minority Hour

こちらはFF7 クラウドとティファ のCPを中心とする二次創作小説を扱うサイトです。初めての方は「About this blog」をご覧下さい。コメントはwebclapからお願いします。

   

Glossy Juicy 〜後編〜

Glossy Juicy 前編の続きです。



Glossy Juicy ~後編~


(もしかして、大胆なこと言っちゃったのかな...)

安直な返しをしてしまったかと不安を覚えるも、先の発言を撤回するタイミングは逸したようだ。というのも、背後でいそいそとタンクトップを脱ぎ捨てる男を盗み見ると...

(すっごく嬉しそう...)

彼女以外の人間にはわかるまいが、待ったをかけるのも躊躇われる、近年稀に見るご機嫌顔である。半裸となったクラウドが手を触れると露わな肩はビクっと跳ねる。胸に抱いたタオルがギュッと握り締められるのを見て、予想に違わぬリアクションにクラウドはフッと笑みを漏らした。

「マッサージは?」
「...え?」
「気持ち良かったか?」

今週は子供達が立て続けに風邪を引き気を張り続け、湯船に浸かる余裕もなかった。クラウドも疲れてるのに...そう気が引けつつも嫌な顔一つしない彼の好意に甘え、溜まった疲れがスッキリ解消された時間を思い起こし、ティファは笑顔を取り戻す。

「とっても」
「じゃあ、続きだ」

クラウドは交差された手をどけるような真似はせず、ティファを後ろ抱きにすると手付かずだった二の腕に指を這わせ直す。再び肌を訪れた、男性の逞しい手による魅惑的な指圧。差し当たり過激な行いはされなさそうな予感にホっとし心地良さに身を委ねた。

「んっ...」

耳たぶに唇が当てられ身震いする。ネットリとした粘着質の液体が腕で糸を引く様子が視界に映り込み、その非日常的な光景にティファはハッと息を飲んだ。肩を抱くもう一方の手も生温く素肌をぬめり、揉みほぐされ血流の増した背中は鍛え上げられた胸板にじんわりと包まれる。

「あっ、あっ、あっ...」

チュ...と首筋に立て続けにキスを落とされ、行為も序盤であるのに思いがけず漏れ出た声に動揺しカッと頬が朱に染まった。

「確かに熱くなるな...」

背後で響く気怠そうな吐息に耳を傾け、ぼんやりと思考を巡らせる。

(そっか...何か入ってるんだっけ、これ...)

粘液が触れた箇所は勿論、より奥底の芯が熱を持ち始め全身がぼやけていくのがわかる。そういえば、先程太ももに触れられた際も変な声が出てなんだかおかしかった。頬と首筋への口付けはおさまらず、液体を追加した右手がさすり続けていた二の腕を離れ、ヌルリと鎖骨をなぞった。

「んうっ!!」

ゾクリと走った快感にキツく目を閉じる。途端、下半身をトロリと襲った感覚に驚愕した。

(う、うそ...!)

我が身に訪れた変化に気持ちが追いつかず瞳に涙が滲む。クラウドはこの反応が気に入ったのか、胸元から首筋にかけ指の腹に緩急をつけ往復させる。繰り返される動きは単なるマッサージの延長であるのに、認めざるをえない程身体は感じている。今宵は普段より少しだけ素敵な夜になるのかもしれない。ただし、それはこの風変わりな前戯をここで中断すればの話である。

前面にかけられたタオルの隙間を縫い敏感な部分に指先を侵入させ始めた彼が次に何をしたがっているかを悟り、その様を思い浮かべたティファは今更ながら考えなしだった自分を嘆いた。

(確かにこれ、かなりエッチかも...)

「クラウド...」

心許なさに背面にいるパートナーの姿を捕らえようと試みる。少量と言えどもローションに触れている効果か、肌触りの良さに煽られたのか、クラウドの顔は火照り息も荒い。振り返ったティファの瞳に滲んだ涙や、テラテラと光るデコルテにクラウドは目を奪われた。

「ねぇ、もう...」

言いかけた懇願は辛抱の出来なくなったクラウドに逆に迎え撃たれ唇の中に吸い込まれていく。

(ダメ、キスされちゃうと...!)

無理矢理後ろを向かせ、気遣う余裕もなく舌を割り入れてくる。優しいキスも好きだったが、欲しくて堪らないといった見境いのないものにも脳裏はとろける。クチャ...と音を立てネットリと舌を絡ませ合うと、まんまと体幹は骨抜かれ手首をどかす動きに抵抗する気力が失せていく。

露わになった膨らみに生暖かに濡れた指先がヌルっと触れた折、惚けた意識の片隅で奥深くから再びジワリと熱い体液が伝うのがわかった。恥ずかしくて堪らないのに、泥酔した時の如くフワフワして力が入らない。

いよいよ本格的に効き始めた薬に恍惚となりながらもティファは恐怖を覚えるが、この数日に渡り脳内で綿密なシミュレーションを行ってきたクラウドの動きは実にスムーズだ。当惑するティファの両腕を持ち上げ自らの首に巻きつけ眺めを良くすると、脇から胸の側面にかけ撫で付けるよういやらしい手付きで液体を塗りつけていく。

「はっ!あ...ん」

双丘を滑る指が中央の突起のすぐ側をかすめビクっと胸が反った。彼が手を動かす度に肌がニチャ...と卑猥に音を立てる。ツルリと光沢し突き出された上半身の想像を上回る妖艶さに、クラウドは艶やかな流線を芸術品でも愛でるかの様に見つめた。

「これ、物凄くやらしいな...」

視覚から得るこの上ない情景に興奮し、重量感のある胸を下方から包み上げ揺らす。

「やっ...」と抗議の声を上げられつつも、お構いなしに今度は両腕をキツく巻き付けヌメる肉厚な膨らみに埋めさせた。骨張った腕を飲み込むが如くヌルヌルと形を変える手触りに、クラウドはティファのうなじにもたれ、たまらず感嘆の息を漏らす。

(柔らかいなんてもんじゃない...なんだこの感触...)

手のひらに余るそれをグッと掴んでは揉みほぐす。強めの圧を液状の緩衝剤は上手く吸収してくれた。

「は、ぁ...手が吸い付いて離れない...」

豊満な部分を楽しみつつも器用に動きを淡い色をした蕾の寸前までで止める。否応なく目に入る熟れた実に目をやると、そこはティファの意思に反して見たこともないくらい充血していた。

(やだ、嫌なのに...)

朧げな頭で精一杯理性を働かせてもそこへの愛撫を期待せずにはいられない。クラウドは量を減らしたボトルを逆さに持ち、液体を固く尖った先端に直接落とした。異色な振る舞いにティファは目を見張る。

「んん!!」

ひんやりとした質量のある重みに続き、じわりと広がっていく薬による快感。薄桃色の突起にぽってりと乗った粘液が重力に負けて糸を引く。クラウドはその様にゴクリと唾を飲み、厚みのある液体の奥に透ける、硬く主張した箇所目掛け両の中指を伸ばした。

「あ!!はっ...あん!んぅ!!」  
「ティファ、胸だけでこんな声...」

ドロリとした液を塗り込むよう、焦らして高めた部位をつまみ、ひねり執拗に弄ぶ。経験したことのない種類の快感に上半身をビクビクと仰け反り、ティファは喘ぎ声を抑えられない。刺衝を少しでも和らげようと屈強な手首を押えつけるも、指はガッチリと譲らずリズミカルに乳首をこね続ける。  

「ん! ...ん!! ああっ...!!」

眉をしかめつつも頬を蒸気させ、別人の様な嬌声を上げる姿に箍(たが)を外したクラウドは、ティファを押し倒し改めて正面から裸体を凝視する。なまめかしくテカった腰にくねられ、淫らに濡れそぼった肢体を全身で味わいたくなった。胸同士を重ね合わせヌルリと摩擦させ、敏感な先端を今度は互いの物で刺激し合う。

「う...ティファの身体、気持ち、い...」

そのままそそり立った男性器をピタリと閉じた太ももの隙間に入り込ませ、例の動きを彷彿させるよう出し入れをした。

「あ...挿れてるみたいだ、コレ...」  
「んんぅ...あっ、んっ...!クラウド、あ...やめて、こんなの...」  
「はっ...!あ...く...ティファ、凄くいい...よ!」

固くなった彼が柔肌に擦れ、コツコツとそこをノックする度に高まる甘い疼きが全身に広がっていく。互いの身体は擦れ合う度にクチャリと泡が立ち、どうしようもなく官能的な光景。指が腹に残ったローションをすくい、足の付け根に向かおうとした時だった。

「クラウド、ダメ...」

弱々しくも、動きを制止した手が本気であることに気づきクラウドはハッとなる。我を忘れて無我夢中になってしまったが、改めてティファを見下ろすと異常なくらい息は荒いし滑舌も危うい。

「もしかして気分が悪くなったか?ごめん、調子に乗り過ぎた...」

横たわったまま動けないでいる頬に手を当てる。ティファは若干焦点が合わないまま、苦しそうに肩で息をするのみだ。そんな痛々しい姿を目の当たりにして、クラウドの思考回路は急速に冷え逆方向へと進路を変える。

「もうやめる」

隣に身を横たえアッサリと休戦を宣言する表情はいつも通りで、彼のペースに置き去りにされたティファは安堵する。だが、口ではそう言ったもののいきり立ったままの体を気遣ってかぐったりとしながらも彼に手を絡め囁いた。

「してもいいよ」

一瞬、グラリと決意が揺らぐがすぐに思い直す。

「いやいい。心配だ」

「十分楽しんだしな」とおでこに口付けを落とし、彼女を苦しめている液体を拭い去ろうとタオルに手を伸ばす。そんなクラウドの手を制し、懐に身を寄せ顔を伏せるティファは何か言いたそうだ。

「具合が悪いわけじゃないから...」

相変わらず彼女の息は荒く、怠そうだ。胸は荒々しく上下し、そうしてる間にも「んっ...」と肩をヒクつかせる。残念ながら苦痛と濃艶の仕草は紙一重で、治めようとしていた熱がムラっと復活してくる。そこまで言われると...

「本当に?」

履いたままだったショーツに手をかけると、ティファは慌てだす。

「わ...私、自分で脱ぐね」

珍しい申し出を怪訝に思う。今まで彼女が自ら下着を脱ぎ去ったことはない。案の定視線を気にしたティファは両サイドに指を引っ掛けたまま固まった。

「あっち向いてて...」

スルリと着衣が下ろされる音を合図に振り返るとティファは脱ぎ去った衣服を慌てて隠す。不審に思いつつも気をとりなおし、生まれたままの姿となった彼女の奥に手を伸ばした。

「触っちゃダメ」
「でも...」

そこに触れないままその先に進めるわけがない。ちぐはぐな要求に戸惑っていると、本人もそんな状況に困惑しているようだ。

「ティファ、やっぱり止めた方が...体、辛いんだろ?」 「平気だから...」
「でも触るのは嫌なのか?」
「そ、その...大丈夫なの...」

いきなり...というのはあんまりだったし、やはり俺を気にするあまり無理をしているのでないかと真意を推し量る。押し問答の末、どうにも歯切れの悪い彼女は足同士を擦り合わせ切なそうに身をよじる。そして瞼を伏せ消え入りそうに呟いた。

「私...このままじゃ...」

瞬間的に障壁を取っ払われたクラウドはゆらりとティファに身を寄せた。両膝を掴み足を広げ、今まさに硬度を増した先端を秘部に押し当てる。浅い部分に潜り込ませると「あ...」と薄っすら開いた唇がらしくなく緩み、確信を得た。そのまま侵入すると見せかけ指を裂け目に沿ってスライドし、溜まった体液をすくい上げた。

「はっ!!んううっ...!!ああっ...!!」

思わぬ不意打ちに全身に痺れが走ったティファは背を反らせると痙攣を起こし始める。身悶えるのも構わず陰核に指を滑らせ無遠慮に擦り上げた。動かし続けると絶頂は治らず、連続して達してしまう。指を伝い、愛液が滴り降りてきた。

「ダメ...だって...!クラウド、やめて...あ...あん!!」
「気分が悪いんだったら言ってくれ」

ティファの身に起こっていることを見抜いた今はもう止まれない。

(うわ...)

掌にタップリと乗っかる人肌の愛汁。シーツにもトロトロと染みを作っていた。指で練り糸を引く様子に目を見張るとそれをひた隠しにしていた彼女は涙を浮かべ絶句する。まとわりつく手を払いのけグズグズになっているのに誘われるまま人差し指を埋めていった。

「あ...すごい。咥え込んでくる、ティファ...」

ここって...何もつけてないよな?
彼女自身が分泌している証拠にそれは体内から溢れてくる。数度出入りをして広げると、もう一本もすんなりと飲み込まれた。グヌリとかき回していると細い腰が同調していることを感じ取る。動きを止めるも瞳を閉じたティファは気付かず、膣に刺激を貰い堪えきれないのか深くを求め俺にまたがり腰をゆっくりと降ろしてきた。

「ふっ...は!...あっ...クラウド...!」

ティファが俺の指で、自分で...
嘘みたいな光景に我慢がならず、一層奥へ欲しそうにする腰に応えるよう、指を抜き去り自らを当てがう。容器に残った液体がそこに塗りたくられるのを見て、涙の溜まったティファの瞳が慄いた。

「最高に気持ち良くしてあげるな...」

割れた腹筋を押し返す悪あがきはむしろ挿入欲に火をつけるだけで、抵抗も虚しくトップリと濡れそぼったそこは潤滑剤も手伝って俺をズブリと受け入れてしまった。抜き差しを繰り返していくと、自ずと気付かされる薬の効能。

(まずい、これ...俺、も...!)

取り巻く内壁も膨れあがっており、搾り取るようしごかれる。俺の体を押し返していたはずの両手はいつの間にか後頭部に巻き付き、顎は上がり唇が開いていく。粘液まみれの俺から粘膜を通じ直接吸収した興奮剤は、彼女の中にしぶとく残っていた一握りの理性を揺さぶりにかかる。

「あっ...あん!あっ!クラウドの、奥...あ...い、い...!」
「あ...ティファの中、全然違くて...ごめん、もう...!」

両足が腰にキツく絡められた瞬間、一段と締め上げられる。限界を迎え、独りよがりに腰を動かし脳髄に走る放出感を堪能した。やがてチュルリと音を立て、体液と共に抜けた。豪語した割にあまりにもお粗末だった内容に肩身が狭くなり、恐る恐る顔色を伺う。

「やだ、クラウドばっかり...私、まだ...」

朦朧とする瞳は物足りなさそうにねだり、濡れたそこは欲しそうにヒクリと震える。喉仏が派手に波打った。力なく横たわる華奢な手を掴み、そろりと自らに引き寄せる。

「ティファ 、大っきくして...」



レジ隣には、にこやかに顧客の再来を歓迎するチャラチャラとした男。

「...一、二本くれ」  
「一、二本?」



“やめてって言ったのに...”
ぷぅと頬を膨らませられるが、そんな瞳で凄まれても痛くも痒くもない。

“だって、あんなこと言われたら止まれないよ”
“クラウドのバカ!スケベ!もう、まだ熱いじゃない”

パタパタと手で顔を扇ぎだす。熱の篭った頭を冷やしてやろうと頬に手を添えると、清めてすべすべに戻った肌をしっとりと重ねてくる。再び下された髪がサラリと胸に広がった。

“ねぇ、でも...”

まだ薬が効いているのだと思う。普段は凛としている褐色の瞳が戯れの色を発し妖しく揺らめいた。十数年彼女を見てきた中で、初めて拝む妖艶な表情に心臓が止まりかける。

“...ちょっとだけ、楽しかったね?”



「あの~~、一本と二本どっちっすか!?」

ゴツいアクセサリーがジャラリと揺れる音で現実に引き戻される。詰め寄ってくる見透かした面は癪だったが、咳払いをして冷静な判断を下す。そうだな、ここはまずまずの遠方だし...

「...二本だ」
「毎度ありぃ~っす!!コレ、ほんと女受けいいんスよねぇ」

そ、そうだよな。アブノーマルなプレイでもあるまいし、これくらい要求したって...実際ティファは応じてくれたんだ。一人で勝手に先走って判断してとんだ被害妄想だったわけだ。品が梱包されている間、視力に優れた鋭い碧眼はすかさず店内を物色する。

「あっちの棚に並んでる、アレは何だ」  
「ん?ああ、アレはっスねー、色々あるんスけど...」
「ソフトなやつから頼む」

前から薄々思ってたけど、性格がシャイだってだけで感じやすいし身体自体には十分素質が...だったら俺が女としての悦びを教えてあげないとなだってティファは生涯俺しか!...知らないんだからな。

目撃情報に寄ると、脳内でブツブツと独言る挙動不審な男のツンツン頭が、数ヶ月に一度湿った路地裏で絶好調に尖っている様子は暗がりにもいたく目立ったそうだ。


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グダグダ長いんだけどクラウドは短かったよ的な(こらこら)

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