Minority Hour
こちらはFF7 クラウドとティファ のCPを中心とする二次創作小説を扱うサイトです。初めての方は「About this blog」をご覧下さい。コメントはwebclapからお願いします。
Secret Frame ll 1
クラウドは、エッチな写真を手に入れた!
エア(妄想)ティファが自分でしてます、受け付けない方ご注意を...
裏度数【★★★★☆】
Secret Frame ll 1
宿屋のベッドに腰掛けサンドイッチを食むが、腹を満たすだけの行為に感情は平坦なままだ。何食わぬ顔をしつつも視線はそわそわと一点に釘付けで、そこでは街角の売店で夕食と共に仕入れた雑誌の表紙が薄っぺらいビニール袋に透けていた。
(買ってしまった...)
エッジから遠く離れた大陸での配達を一挙に片付け中のクラウドは、もう一週間自宅に帰っていない。外食続きのホテル暮らしに加え、ここ最近の満たされた私生活から掛け離れた味気のない日々に嫌気が差し、雑誌売場に並べられていた青年向けの一冊を手に取りついレジまで運んでしまった。
空腹が落ち着いた頃を見計らい、早速パラパラとページをめくりだす。そして中程まで流し見すると下がりくるテンションに早くも一つの結論に辿り着いた。
どっちも揃うって、あんまりないんだな...
顔が見られる女は幼児体形だったり酷い時には肋骨が浮き出てたり、一方でスタイルが良いと顔立ちが受け付けなかったり。
目が肥えたよなぁ...
曲がりなりにもプロである女性達の裸体を前に無反応でいられる自分の成長がしみじみと感慨深い。思えばこの手の雑誌に初めてまみえたのは神羅に入りたての時分で、社員寮に転がっていた持ち主不明のそれに当時は手さえ震わせた。
その中に収録されていた黒髪ロングの女性の一ページを人目を憚ってちぎり取り、ボロボロになるまで隠し持っていたのは今でこそ笑える過去だ。
「...ん?」
ページをめくった先に現れた豊満な裸体に目がいく。比較にならない寸胴だが、きめ細かな肌質が似ていて懐かしい柔らかな感触を全身が思い出し切なさが胸を締め付けた。
期待を込めて首から上に視線を移すがイメージと異なる容貌に失望し、そこにはもう目を向けないこととする。股を大きく開き、自らの指でもって局部を弄んでいる。下品なフォントで表題がかかれ、共に円グラフが掲載されていた。
――女達の赤裸々自慰特集
(一人でしたことのある女性の割合...は95%だと!?)
母集団の如何わしさもさることながら、何故慎み深い恋人が残りの5%に該当する可能性を検討しないのか甚だ謎であるが、男とは元来全てを楽観的に解釈する生き物である。何にせよ、彼の中で今宵のテーマがめでたく決定した。
慣れた勝手で脳内に妄想の彼女を作り上げる。それは常に実物より大胆で、クラウドの理想を都合良くきいてくれた。利き手がベルトを外しにかかる。
“クラウド”
恋焦がれた微笑み。声を聞くのみとなってもう長らくが経つ。こうした長期遠征明けの閨(けい)の時、それまで平気なふりをしていても床についた途端ティファは決まって存在を確かめるよう腕を巻きつけてくるんだ。
「クラウド、クラウド、クラウド...」
最後の方は涙で掠れていた。「会いたかった」と寄せられる髪に鼻を埋め、甘い香りを鼻腔に満たす。唇を重ね合わせ、欲求を満たすに任せ性急に胸に手を伸ばす。服も剥ぎ取ってしまい、手のひらに余る膨らみをまさぐりながら、「触ってくれ」と臆す事なくティファの手を男根まで運んだ。
高い位置でピンと主張する熟れた実を舌先で転がし、膝を掴み脚を惜しげもなく開く。俺を握り締めていた手は狼狽え秘部を覆い隠した。
「ティファ、自分でしてみせて」
「くっ、クラウド何言って...!?」
「こっそりしてるんだろ?俺と出来ない時は」
蜜壺周辺の柔らかな粘膜をなぞり、焦らす。軽蔑されたらと怖くて出来ない要求も相手が幻ならばお構いなしだ。
「しないなら続きはなしだ」
「やぁ、意地悪...」
「目を瞑っててやるから。なぁ、少しだけでいいんだ」
瞼が固く閉ざされたのを確認すると、久しぶりの抱擁に疼いていたティファの指先はおずおずとそこへ向かう。
「...ん......」
微かに漏れ出た声と、ピチャリと響いた水音に、クラウドはすぐさま約束を破る。改めて脚を開かせ、可憐な指が表面を浅くなぞる様子にまじまじと見入った。ティファはもう一方の手で俺の目元を慌てて覆うが、邪魔臭く振り払う。
「んっ...あ、あ...見ないで、クラウド...」
「無理だ」
堪らず自身のモノを強くこする。
「俺もするから。二人でなら恥ずかしくないだろ?」と抱き寄せ口付けると、虚ろな瞳は卑猥に上下する男の手を頬を火照らせぼんやりと見つめる。舌を絡ませ返し俺の視界を塞ぐと、細くて可憐な人差し指は再びゆっくりと秘裂を繰り返し行き来し始めた。
キスをしながらも薄目は糸を引く指先のいやらしい往復運動に釘付けになる。そのうちにとめどなく滴る愛液の源泉がヒクつき、達したがっていることを悟った。
「ティファ...もっと触りたいところがあるんだろ」
「お願い、それはクラウドがいい...」
目尻から雫が一粒ポロリと零れ、屈しそうになるが思い止まる。俺はどうしてもその瞬間を拝んでみたかった。
「ティファが自分でイクところ、見たいんだ。ほら、手伝ってやるから」
「やっ...」
戸惑う手を無理やり肉芽の膨らみへと持っていく。何度か擦ってやると、「あっ、ダメ...我慢出来ないよ...」と腰がふるっと震えた。手を解放するも、昇り詰めた下肢に指はもう止まれない。
「んっ...んっ...んっ...あ、ん...!」
俺が普段する動きみたく、指の腹で小刻みにそこを揺らす。もう一方の手は無意識に胸を揉みしだき、なんとも官能的な姿だった。瞼を閉じ眉根を寄せたティファは喉を上向け、「ん、クラウド...見ちゃダメ!あ!ああー!!」と艶かしく身をよじりオーガズムを迎える。
その様を凝視しながら、上げられた嬌声に合わせ俺も自らをキツくしごいた。
「んっ...はぁ、あ...」
「はぁ、はぁ...っ...く...」
そろそろイケそうだけど、やっぱり...
グッタリともたれてくる躰を抱き寄せ「どうやって挿れて欲しい?」と問う。ここでも願望はあり得ない方向に作用して、実際には受けたことのない要求がなされる。
「後ろから...きて」
淫乱に突き出された尻を掴み、先端の濡れそぼったそれで一思いに穿つ。ティファは抱き締めながら交わることを好むが、後ろから突いた際に一際高い声でなくし、高まりやすい。
だけどその事実を認めようとしない彼女がこの繋がり方を要望したことは一度もないし、俺が我儘を押しつけその体位から始めたこともなかった。
「ティファ、俺のものだ。全部...」
知性の欠ける発想ではあるが、清廉な彼女が組み伏すあられもない姿に支配欲が満たされていく。抜けるギリギリまで引き抜き、肌同士が当たる音が派手に響くほど打ち付けると「あ!!」と大声が上がる。甲高い声と瞳に溜まった涙にゾクゾクと血が集まり腰に痺れが広がっていった。
「あ!ん...クラウド、激し過ぎ...るよ。もっと、優しく...んん...!」
「なら、こんなにビチャビチャに濡らすなよ」
「俺に見られてそんなに気持ち良かった?」耳元で囁くと「ああ...!あん!!いや、そんなこと...言わないで...」と顔を真っ赤に染め恥じらいを見せる。愛あるセックスに満たされていない訳ではないが、時には男らしく暴力的にしてみたい。決して口には出来ないが、少し乱暴にすると実際ティファはよく感じてくれた。
「んっ...う、ん...クラウドの...すごく大きくて...奥、当たっちゃう...」
男を喜ばせる反応で応えてくれるティファに恍惚とし両手首を背後から掴み速度を増す。
「あっ、それダメ。クラウド、も...う...」
「ああ。ティファ、一緒に。このまま...っ...いくぞ!」
「あ!んっ...う...ああ!!」
ティファに絶頂が訪れたとわかった瞬間、殊更に強く差し込み「出てるよ、たくさん。中に...」と最後の一滴まで注ぎ込んだ。未だキツく吸い付くそこは、穢れのない彼女のものとは信じ難い調子で貪欲に俺の体液を搾り取る。
「あ...」
引き抜くと、切なそうに漏れる吐息と共に巨大なモノを咥えこんでいたとは思えない程狭いそこから欲望の凝縮である液体がトプリと溢れ出た。全身の力を失った彼女をいいことに指で大きく開かせ白濁した粘液の流出に食い入ると、ティファを奥の奥まで汚したという事実に心の内が充実感で満たされていく。
「はぁ、はぁ...」
肩で息をつきベッドにバッタリと倒れ込む。愛する女性で自分本位にしてしまった後に襲われる背徳感。でも、こんな虚しい日々ももうすぐ終わりを遂げる予定だ。迫り来る再会を目一杯楽しめるように...
(明日からは我慢しよう)
この雑誌もこれで用なしだな、このままここに捨てていくか。心地よい倦怠感に包まれ大の字になると、己の爪の甘さを近い将来嘆くことになるとも知らずに呑気に眠りに落ちていく。
Secret Frame ll 2、へ続きます。