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Minority Hour

こちらはFF7 クラウドとティファ のCPを中心とする二次創作小説を扱うサイトです。初めての方は「About this blog」をご覧下さい。コメントはwebclapからお願いします。

   

prithee... 7


prithee... 6、の続きです。

引き続き性描写が入ります。
18歳以下の方は閲覧不可です。

裏度数【★★★★☆】









振り向き様に映る姿に、抑え込んでいた気持ちが溢れ出す。

前より少し男らしくなった顔と体つき。

ずっと恋しくて、恋しくて...

もう...


何もかも捨て、胸に飛び込んでしまいたい。


prithee... 7


あの夜以来、毎日彼女を抱いた。

「なぁ、ティファ...しよう?」

「ま、また?」

“また?”

その発言に更に火を付けられる。

(誰と比べて “また” なんだよ)

身をよじる彼女に無理やり体重を乗せた。

“最近の高校生って、凄いのね。
ビックリしちゃう、付いてけないわ...”

狙い通りだった。
俺に経験なんかない。
中学の時ふざけて一度、好きでもない女としただけだ。
だけど社会人と付き合ってたティファ。
そいつに引けをとるのが嫌で、始終強気に振舞った。
本当は...いつだって手が震えてた。

全身をくまなく舐め上げる。
“あの男” の名残を浄化するように。

「ん...クラウド...」

“クラウド”

あの日から呼んでくれる名前。
ずっと感じてた不安は、あの旅で明白となった。
ティファには迷いがある。

“仲の良いご姉弟ですね”

曇った顔に、必死で取り繕った。
どうして周囲の目を気にするんだよ...

「はっ...」
「あんっ!」

手に余る胸を揉みしだいた。
10代の女ばかり見慣れた俺に、この身体は魅力的過ぎる。
腰に腕を回し、体を押し付ける。

「わかる?こんなに感じてるよ、ティファに。
何度もしてるのに、全然飽きない」

豊満なのにウエストは引き締まり、すべすべなのに吸い付く肌。
身長は大差ないが、腕でくるむと折れそうなくらい華奢な骨格。

太ももの内側を下がり始めた舌を警戒される。

「ね、ダメ...そこは...」

足の付け根に辿り着く寸前、手で制された。

「ここ、舐められたことないの?」

「うん...」

「なら、絶対にする」

「え?」

グッと両膝を掴む俺に取り乱す。

「ダメだったら!!
シャワーも浴びてないし......あんっ!」

男の力に敵う訳がない。
力任せに振り払い、舌の先を付けた。
今まで間接的にしか嗅いだ事のない、湿度の高い “彼女の香り” が鼻腔を埋め尽くす。

「嫌!や!クラウド!!」

誰も知らない味を、夢中で貪った。

「ティファ、指より気持ちいいんだ?
どんどん溢れてくる...」
「ふ......」

もう顔は真っ赤で今にも泣き出しそうだ。
しかしどれだけ舌を這わせても枯れる事のないそれに、喜びを隠せない。
目前の膨れ上がる突起を舌の先で刺激しつつ、ゆっくりと指を入り込ませた。

「...っ!」

何かを彷彿させるよう、いやらしく出し入れする。
もう一方の手のひらを広げ、上半身の赤い蕾を転がした。
こうするとティファはいつも声が上がる。

「あ!.........んぅん...!!!......は......ぁ...」

指がキュッと締め付けられ、同時に歪む整った顔。
蜜口から指を伝い漏れる愛液。
息を荒げグッタリと横たわる身体に聞いた。

「ティファ、イったんだ?」

「...!?」

恨めしく見上げる彼女に追い討ちを掛ける。

「ティファ、欲しいって言って?」

「やっ...」

背けられた顎を掴み、グっとこちらを向かせる。

「なぁ...俺が欲しいって、言って?」

ティファ、お願いだよ。聞きたいんだ...

こうなると折れない俺に観念し、少し時間を置いた後、彼女は耳元に最も望む言葉をくれる。

「クラウド...........欲しい...」

本当は今すぐ繋がりたい。
だけどそれは、絶対にしてはならない。

「ちょっと待っててな」

頬に軽く口付け体を離し、背を向け唇を噛み締める。

俺がこんな年じゃなかったら...
働いて金を稼いでたら...
“あの男” だったら...

社会的にまだ、許される事なのに...

回数を重ねてもなお強張る身体を撫でる。

「ティファ、優しくするから...」

最初だけ、な。

入口に当て、慎重に角度を決め埋めていく。

「あっ...あっ...あっ...」

緋色の瞳に生理的な涙が浮かび、背筋がゾクゾクする。
女の快感がどれ程かは知らないが、この時の俺に勝るものなど存在しない。
俺以外は決して見る事の出来ない無防備な彼女が、俺だけのものになる瞬間。

「動くよ」
「...あ...!あぁっ!クラウド!クラウド!!」

目を閉じ温かい体内に神経を研ぎ澄ませ、祈る。

俺の名を呼ぶ声。
たったの二日だけど、人前で固く結ばれた手。
通じ合った心。

二人はきっと...

きっと、大丈夫......





長い冬を越え、三年生になった。

“待ってる、ね? 頑張って!”

“俺に数学、教えてくれよな?”

一足先に志望大学へ入学したエアリスと、浪人中のザックス。
だが俺は、受験生の癖にティファとの時間は減らさなかった。

「結論が必ずしも最初か最後に来るとは限らないのよ?
だからちゃんと文脈を読んで...」

「不親切な筆者だな」

「...そういう問題じゃないの」

膨れ面に構わずシャーペンを置き、肩に手を回す。

「クラウド」

凛とした声が響いた。
スっと通った眉が歪み、目の下に指が当てられる。

「あなた、寝てないでしょう?」

夏前に部活を引退し、元々色白な顔にはクマが浮いてるに違いない。
二人で過ごす時は削れないが、浪人する暇も金もなく、毎晩カフェイン漬けで勉強している。

「まだ一年近くもあるのよ?そんな生活してたらもたないわ」

“心配でたまらない”
そんな想いが伝わり肩身が狭くなるが、どちらも譲れない。
俺の不安を悟ったのか、ティファは語調を変え一言だけ言った。

「大丈夫だよ」

柔らかい微笑みに救われる。

「それに、試験さえ終われば...」

そうだ、もうティファの生徒じゃなくなるんだ。
そのためにも入試に失敗する訳にはいかない。

「うん...」

ティファの言う通りだ。
体を壊して本末転倒になるような無茶はやめよう。
それに、俺達にはまだ "あそこ" が残されてる。

油断してたんだと思う。
それと減りそうな二人の時間に、以前にも増し衝動が高まった。

廊下を歩いていると耳に飛びこんできたひそひそ声に凍りつく。

...うっそ。マジで!?...

...本当だって、三年の先輩と先生が...

...あ、やば!あの人だよ、シー!!...


...屋上で、キスしてたんだって!...





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